2026-07-31
高松市で歯医者を選ぶとき、何を確認しておけばいいの?

高松市には、歯科医院がコンビニと同じくらい多いとよく言われます。実際、選択肢が豊富なこと自体は患者さんにとって好ましいことです。しかし、数が多いからこそ「どこに通えばよいのか」と迷ってしまう方も少なくありません。
この記事では、設備・機器の確認ポイント、専門医資格・所属学会の読み解き方、衛生管理の水準、そしてアクセス・予約のしやすさという4つの軸から、後悔しない歯科医院選びの考え方を整理します。「近いから」「なんとなく口コミがよかったから」という理由だけで決めてしまう前に、ぜひ一度この記事でご確認ください。
高松市には歯科医院が多数存在する——「近い」だけで選ぶと後悔するかもしれない理由
選択肢が多い市場で、患者に求められる「読む力」
日本歯科医師会の歯医者さん検索では、高松市で189件以上の歯科医院が確認されます。政府統計ポータルの医療施設調査(e-Stat)を参照すると、香川県全体でも歯科診療所は安定して200施設を超えて推移しており、高松市は県内最大の都市として多くの歯科医院が集中するエリアです[1]。
これだけ選択肢がある中で「近い」「駐車場がある」だけを基準に選ぶと、いざ治療が始まってから「設備が古く再治療になった」「担当者が毎回変わって状態を把握してもらえない」といった状況に直面することがあります。歯の治療は繰り返すほど歯質が失われていく性質があります。厚生労働省の資料によると、抜歯の原因で最も多いのは歯周病(37.1%)、次いでう蝕(29.2%)、破折(17.8%)の順であり、60〜80歳で抜歯全体の45%が行われます。[2] 歯を長持ちさせるためには、治療の質と継続的な管理の両方を考慮して医院を選ぶことが重要です。
「何を治したいか」で判断軸が変わる
歯科医院を選ぶ視点は、抱えているお悩みや治療ステージによって異なります。
| 状況・ニーズ | 優先して確認したい判断軸 |
|---|---|
| 虫歯・歯周病の治療 | マイクロスコープの有無、担当衛生士制 |
| インプラント治療 | 専門医資格、CT設備、滅菌水準 |
| 矯正治療 | 治療件数・認定実績、CT・セファロ |
| 予防・定期健診 | 担当衛生士制、予防プログラムの内容 |
| 小児歯科 | 子どもへの対応方針、予防プログラム |
どのような状況であっても、共通して確認しておきたい基本軸は「設備・機器」「専門性の証明(資格・学会)」「衛生管理」「アクセス・予約」の4点です。以下、順に解説します。
歯科医院に関わる歯口保健の現状
令和5年(2023年)「国民健康・栄養調査」の結果によると、過去1年に歯科検診を受診した人の割合は58.8%にとどまっています。[3] 残り約4割の方は定期的な専門管理を受けていないことになります。歯科医院を選ぶ際には、治療だけでなく予防管理を継続できる体制があるかも重要な確認ポイントです。
当院(プライム総合歯科クリニック)では、担当衛生士制を採用し、同じスタッフが継続して患者さんのお口の変化を見守る体制を整えています。治療を繰り返さないための予防プログラムを診療の中核に置いており、これが「生涯のパートナー」となる歯科医院づくりの基本と考えています。
歯科医院を選ぶ判断軸① 治療の精度を左右する「設備・機器」を確認する
歯科用CTとセファロ——3D画像診断が治療計画の質を決める
従来の2次元レントゲン(パノラマX線)は、歯や顎の立体的な構造を平面に投影するものです。これだけでは骨の厚みや神経・血管の正確な位置を把握することが難しく、特にインプラントや歯周外科、矯正治療では判断精度に限界があります。
歯科用CTは口腔周囲を3次元で撮影する装置で、骨の量・質・形態、神経管の走行などを立体的に確認できます。これにより、より精度の高い治療計画の立案につながります。また、矯正診断に必要なセファロ(頭部X線規格写真)は、歯と顎骨・顔面骨格のバランスを計測するための専用機器です。矯正治療を視野に入れている方にとっては、セファロが院内にあるかどうかは重要な確認事項です。
当院では、シロナ社製の高精度CTとセファロを導入しています。インプラント・矯正・根管治療など、精密な診断を必要とするすべての治療において、3D画像診断を活用した治療計画を立てることができます。インプラント治療をお考えの方は、
インプラント治療の安全性は大丈夫?CT診断と精密治療への取り組み
もあわせてご覧ください。
マイクロスコープ——「見える治療」が再治療リスクを下げる
マイクロスコープ(歯科用顕微鏡)は、術野を肉眼の数倍〜数十倍に拡大して治療を行うための機器です。歯の根管内部や歯周ポケットの奥など、肉眼では直接確認できない部位を視覚的に確かめながら処置できるため、治療の精度向上が期待できます。
アメリカでは根管治療(歯の根の治療)の専門医においてマイクロスコープの使用が義務化されており[4]、日本でも精密治療の象徴的な設備として普及が進んでいます。根管治療は「再感染・再治療」のリスクが高い処置のひとつとして知られており、精密な器具操作と視野確保がその予防に寄与します。
当院では、すべての診療チェアにマイクロスコープを設置しており、肉眼の約20倍まで拡大した視野で治療を行うことが可能です。根管治療に限らず、一般の虫歯治療や補綴(かぶせもの)の精度向上にも活用しています。
院内ラボ(CAD/CAM)と補綴物の精度
セラミックなどの補綴物(被せもの・詰めもの)を院内で製作できるCAD/CAMラボを設けているかどうかも、確認の価値があります。外部の技工所に送付する場合は製作に数日〜1週間程度かかるのが一般的ですが、院内ラボであればスピーディーな対応が可能になることがあります。また、歯科医師と技工士が同じ空間で連携できるため、細かい調整・フィードバックがしやすくなります。
当院ではCAD/CAM専用ラボを院内に併設しており、補綴物の製作を迅速かつ精密に行う体制を整えています。患者さんの待ち時間の短縮や、仮歯の段階からしっかりとした品質管理を実現するためのしくみです。
歯科医院を選ぶ判断軸② 「専門医資格・所属学会」が意味すること
歯科の「専門医」とは何か
日本の歯科医師免許は、歯科全般の診療を行う資格ですが、「専門医」はその上位に位置する資格で、各学会が独自の審査基準に基づいて認定します。資格を取得するには一定年数以上の学会への継続参加、症例発表、論文提出、そして試験への合格が必要です。取得後も更新審査があるため、継続的な学習が求められます。
日本口腔インプラント学会の口腔インプラント専門医は、正会員歴5年以上で、インプラントの知識と技術を有し、認定資格条件を満たしたうえで専門医試験に合格した正会員に与えられる資格です。[5] 日本口腔インプラント学会の会員数は1万6,000名を超えますが、専門医の数は1割以下であることから、非常にハードルが高いことが知られています。
当院の石井弘之院長は、この日本口腔インプラント学会専門医の資格を取得しています。インプラント治療の選択から手術計画・術後管理まで、専門医としての知見をもとに対応します。
インプラント治療における専門医の意義についての詳細は、
をご参照ください。
学会所属と継続的な知識更新の意味
専門医資格だけでなく、どの学会に所属しているかも歯科医師の専門性を判断するひとつの指標になります。学会は最新の研究・ガイドライン・治療技術を共有する場であり、所属することで最新の情報と継続教育の機会を得られます。
石井院長は日本口腔インプラント学会専門医のほか、日本インプラント臨床研究会および日本顎咬合学会にも所属しています。インプラントの臨床的側面だけでなく、噛み合わせ(咬合)全体を視野に入れた診療方針を持っていることが、複数の学会所属から読み取れます。
また勤務医の堀澤佳史先生は第二種歯科滅菌管理者資格を保有しており、院内の衛生管理・滅菌プロセスの専門的な知識に基づいた管理を担当しています。
認定実績が示すもの——インビザラインとマイオブレース
専門医資格の他に、特定の治療技術の認定・実績も重要な判断材料です。
当院は、マウスピース型矯正装置「インビザライン」においてインビザラインプラチナプロバイダーに認定されています。インビザラインプラチナプロバイダーとは、年間を通じて治療した症例が51を超える医師・クリニックに対して贈られる称号です。これは単なる取扱い医院ではなく、年間を通じた豊富な治療経験の裏付けとなります。
また、小児の口腔機能発達に働きかけるマイオブレース(Myobrace)の認定医院(MyobraceMember)として、50症例以上の小児矯正実績を積んでいます。小児矯正は歯並びの問題だけでなく、口呼吸や舌の癖など口腔機能全体へのアプローチが重要です。実績のある医院かどうかを確認することは、特にお子さんの矯正を検討される保護者の方にとって大切な視点です。
歯科医院を選ぶ判断軸③ 「衛生管理・感染対策」の水準を見極める
歯科診療に潜む感染リスクと国の指針
歯科診療では、タービン(歯を削る器具)をはじめとする多くの器具が患者さんのお口の中に入ります。厚生労働省委託事業「歯科診療における院内感染対策に関する検証等事業」では、使用済み歯科用ハンドピースの清掃・洗浄過程も含めた適切な滅菌方法に関する指針が定められています。[6] これは、患者ごとに器具を適切に処理することが院内感染防止の基本であることを示しています。
滅菌の水準は医院によって大きく異なります。一般的に普及しているクラスN(通常のオートクレーブ)に加え、より高度なクラスBやクラスSの滅菌システムを採用しているかが、医院を選ぶ際のチェックポイントになります。
クラスB滅菌器・洗浄機の意味
クラスBの高圧蒸気滅菌器は、ヨーロッパ基準EN13060のクラスB規格をクリアする高度なオートクレーブで、滅菌前・乾燥時に数回の真空状態を作り飽和水蒸気を流し込むことで、複雑な器具でも隅々まで滅菌を行います。
当院では、このクラスB滅菌器を導入するとともに、ミーレ洗浄機による器具の自動洗浄プロセスを組み合わせています。洗浄・消毒・滅菌の各ステップを体系的に管理することで、感染リスクの低減に努めています。さらに、ポセイドンによる院内水の衛生管理も導入しており、診療チェアに供給される水の清潔さにも配慮しています。
医院のウェブサイトや院内の掲示で「クラスB」「ミーレ洗浄機」「院内水の管理」といった記述があるかどうかは、感染対策への姿勢を判断する材料のひとつになります。
感染対策のポイントを確認する方法
初診時や見学時に確認できる目安として、以下のような視点が参考になります。
| 確認ポイント | 水準が高い医院の特徴 |
|---|---|
| 滅菌システム | クラスB対応のオートクレーブを採用 |
| 器具の洗浄 | 自動洗浄機(ミーレ等)を使用 |
| 院内水の管理 | 専用の水質管理システムを導入 |
| 滅菌の資格者 | 歯科滅菌管理者資格保有スタッフが在籍 |
| 滅菌記録の管理 | 滅菌ログ・インジケーターによる確認を実施 |
これらの情報は医院のウェブサイトに掲載されている場合も多いため、事前に確認しておくことをお勧めします。
歯科医院を選ぶ判断軸④ 「予防管理・継続通院しやすさ」を確認する
予防歯科を重視しているか——担当衛生士制の有無
歯の健康は「治療して終わり」ではありません。個々の状況に応じた歯口清掃指導を受けることで適切な歯口清掃法を身に付けることが必要であり、かかりつけ歯科医等による定期的管理のもとで適切な予防処置を受けることが重要です。[7] 治療後も継続して同じスタッフが状態を管理してくれる担当衛生士制の医院であれば、患者さん一人ひとりのお口の変化を長期的に把握できます。
当院では担当衛生士制を採用しており、毎回同じ衛生士が検査・クリーニング・生活習慣アドバイスを担当します。「前回からどう変わったか」「リスクが高い部位はどこか」といった継続的な視点での管理が可能です。
アクセス・診療時間——「通いやすさ」は継続管理に直結する
予防歯科の効果を高めるには、定期的に通い続けることが前提です。アクセスのしやすさ・駐車スペース・診療時間は、継続通院を左右する現実的な要素です。
当院は香川県高松市多肥上町に位置し、ことでんバス「香川県済生会病院・高松桜井高校前」停留所から徒歩1分、お車の場合は琴平線太田駅から約5分とアクセスしやすい立地です。駐車場は11台分を完備していますので、お車での来院にも対応しています。
診療時間は午前9:00〜13:00、午後14:00〜17:30で、土曜日も診療を行っています(日曜・祝日は休診)。お仕事をされている方でも通いやすいよう、平日の夜間以外に土曜診療を設けています。
WEB予約・支払い方法の確認
予約・支払いの利便性も、歯科医院選びで見落とされがちな確認事項です。
当院では24時間WEB予約に対応しており、スマートフォン・パソコンからいつでも予約が可能です。お仕事が終わった夜間や、思い立ったタイミングで気軽に予約できます。
支払い方法は現金・クレジットカード・デンタルローン(分割払い)に対応しています。特に自費診療(インプラント・矯正・セラミックなど)は費用が大きくなる場合があるため、分割払いに対応しているかどうかは事前に確認しておくとよいでしょう。
まとめ
- 高松市には多くの歯科医院が存在します。「近い」「口コミがよい」だけでなく、設備・専門性・衛生管理・通いやすさを複合的に判断することが重要です。
- 設備・機器の確認が治療精度を左右します。歯科用CT・セファロによる3D診断、マイクロスコープによる精密治療、CAD/CAM院内ラボの有無は、治療の質と再治療リスクに直結します。
- 専門医資格・所属学会は医師の継続的な学習の証です。日本口腔インプラント学会専門医や各種認定実績(インビザラインプラチナプロバイダー・マイオブレース認定医院)は、その医院の専門性の指標となります。
- 衛生管理の水準は「見えない部分」の質を示します。クラスB滅菌器・自動洗浄機・院内水管理システムなど、感染対策への具体的な取り組みを確認しましょう。厚生労働省の指針でも適切な滅菌管理の重要性が示されています[6]。
- 予防管理を継続できる環境かどうかが長期的な歯の健康を左右します。担当衛生士制・土曜診療・WEB予約・分割払い対応など、通い続けやすい体制を確認してください。
高松市で歯医者をお探しの方は、プライム総合歯科クリニックの24時間WEB予約(公式サイト: https://prime-dentistry.com/ )またはお電話でお気軽にご相談ください。太田・多肥・伏石エリアからはお車でアクセスしやすく、11台分の駐車スペースをご用意しています。土曜診療も実施しており、クレジットカード・デンタルローン(分割払い)にも対応しています。治療・予防・矯正・インプラントなど、幅広いお悩みをお聞きします。まずはお気軽にご来院ください。
はじめて受診される方は、初めての方へ(初診の流れ)もあわせてご覧ください。
参考文献
- 歯科口腔保健の推進に向けた取組等について(2025年3月10日)(厚生労働省医政局歯科保健課歯科口腔保健推進室) https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/001448480.pdf
- 歯科口腔保健関連情報 |厚生労働省(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/shikakoukuuhoken/index.html
- 口腔インプラント専門医 | 日本口腔インプラント学会(公益社団法人日本口腔インプラント学会) https://www.shika-implant.org/certification/specialty/
[2] 厚生労働省医政局歯科保健課「歯科口腔保健の推進に向けた取組等について(2025年3月)」mhlw.go.jp
[3] 厚生労働省「歯科口腔保健関連情報」mhlw.go.jp
[4] 公益社団法人日本口腔インプラント学会「口腔インプラント専門医」shika-implant.org
[5] 公益社団法人日本口腔インプラント学会「認定制度」shika-implant.org
[6] 厚生労働省委託事業「一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針(第2版)」mhlw.go.jp
[7] 厚生労働省「歯の健康」mhlw.go.jp


